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●SD用武器 鉄扇《鳥獣戯画》

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梅雨に入ってしまいました…
自称人形刀匠にとっては、漆の工程が読みづらくなる季節。
だからってわけではないのですが、今回は御刀はちょっとお休みで
夏本番に向けて、こんな涼やかなアイテムはいかがでしょう。




和紙の扇面に「鳥獣戯画」の一部を模した、
小粋な男物の一尺扇子・・・
とみせかけて、
刀が使えない場所で携帯する護身具、また武器として
時代劇などに登場する『鉄扇』を、ドールサイズでお作りました。

鉄扇も様々種類がありますが、
こちらは親骨のみ金属製のタイプですので
普通の扇子としても撮影にお使いいただけます。
扇子袋と白木のお箱つき。
どうぞ上の画像をクリックして詳細をご覧ください♪(^ω^)/


さて、シルクドパピヨンではお初の製作となります扇子。
ミニチュア扇子は、お土産物で色んな可愛いものがありますが、
なかなかSDさんにぴったりの、特に男物のシヴくて大きいのは
見かけない気がして・・・


右の赤い扇子は、時々撮影に使っている観光地土産のものですが、
1/4スケールくらいでしょうか?
SDさんには少しもの足りない大きさです(^ω^;)。

なので、せっかく武器でもある鉄扇を作るのならと
今作は男物の中でも大き目な、一尺相当の扇子となりました。

扇面の水墨画は、ご存知、高山寺に伝わるあの国宝
「鳥獣人物戯画」の中でも大人気の一コマを
犬吉さんが一所懸命、目コピで模写しました。



千子村正写の「百鬼夜行」もそうでしたけど、
犬吉さんホントこういうフリーダムな筆絵が巧みなのですよ・・・
「えーかげんな事ならまかせとけ!ノ(・Å・)ヽ」
と豪語するだけあって、扇面の折は「ワカラン!!」って投げてましたから
そこだけトリコが手伝いましたけど。


ところでお恥ずかしながらこの年まで知らなかったのですが、
扇子って日本の発明品だったのですね〜!(ノω`*)

中国に「扇子」という言葉が古くからあるので
中国発祥と思われがちらしいですが、
あちらの扇子=団扇(うちわ)のことなんだそうで、
短冊をスライドさせる所から発明された開閉式の扇は
れっきとした日本発祥アイテム。
さすが畳んでコンパクトが大好きな民族ですね〜。

そんな扇子が、侍が御刀を携えるのが難しい場所(城中や上司宅)で
最低限身を守りたいときに携帯する「鉄扇」に発展したのは
理にかなってはいるようで、
現代から見ますと、なにやら作り話のような感がありますが・・・
鉄扇は戦国時代から存在し、
日本の伝統的な武術の中には、「鉄扇術」というのもちゃんとあって、
今も様々な古武道の流派に伝えられているのだとか。
使い手によっては優れた近接武器にもなるというのは
あながち時代劇ドラマの中だけの事ではなさそうです。

そういえば以前住んでた岡山市内で、鉄扇術の道場の宣伝看板を見かけて
マジか!!!Σ(・ω・;)ってなったことがありました。
そういうの大好き男子な犬吉さんは
「うわー習いたいわー!」って色めき立ってましたが
鉄扇なんてファンタジー武器だろうくらいに思ってたトリコなどは
道場あるんだ!(・ω・;)というより
そもそも鉄扇ってホントにあったんだ!(・ω・;)
ってかなり衝撃を受けました。
インターネットもあまり普及してない大昔のことでしたから
気になりつつも深く追究しないままでしたが。。。

調べてみると、専門で教えてくれる道場はやはり少ないのですね〜。
ふつうは古武道一般の流れの中で、鉄扇も教わるものみたいです。
しかしなぜ岡山に鉄扇術の専門道場が━━?
昔は今より鉄の価値が高くて、鉄扇も御刀同様、
庶民がおいそれと持てるものではなかったらしい事を考え合わせると
日本刀についてちょこっと知識を得た今やっと、
岡山は鉄の産地だったからかな〜?なんて考えも及んだり。



鉄扇も登場した最初は凝った作りのものではなく、
一見扇を閉じたような形の鉄の棒だったそうです。
フォーマルなお席にも携行できる棍棒、なのですね(^ω^;)。

それが本来の扇子のように開閉できる作りのものになり、
鉄の短冊を束ねた攻撃力の高いものだったり、
骨だけが鉄製だったり、中骨を手裏剣に使えたりと
様々なタイプのものが登場し
その重さから、手首の力を鍛える鍛錬具としても普及したそうですが、
現代で実用品として流通しているのは
親骨だけが鉄製で、中は普通の和紙の扇子が主流の様です。

そんなこんなを調べてましたら、かの新撰組副長・土方歳三も
今作の様なタイプのオシャレ鉄扇をご愛用だったとか。
あの時代でも男子の夢の片鱗だったのですか、鉄扇!
あなどりがたし、鉄扇!



今回の背景は、こちらもお初の桑の枝。
新緑の葉が青々と茂ったところへ、今ちょうど赤〜黒の実が鈴なりになって
桑の木がもっとも華やいでいる季節です。



今年は我が地所にも実生の桑の木がたくさん実をつけ
野鳥や小動物のホットスポットとなっています(^ω^)。
桑の実、美味しいんですよね〜。
もちろんこの撮影の後、スタッフが美味しく頂きました。
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