categorySD用 日本刀(御守刀・短刀)

●SD用日本刀「月読」ヒヒイロカネ短刀

trackback0  comment--
南の夜空に蠍座が昇る季節となりました。
梅雨前の、夏の星月夜が澄み渡って美しいひとときですね。
季節が良いので屋外での作刀も快調な中、
今回のお披露目は、ちょうど1年ぶりのこの御刀になります。




昨年の同時期に初めてご紹介しました
ヒヒイロカネ短刀『天照 (アマテラス)』と同じ
真鍮刀身に焼入れで本物の刃文を入れたドール用 短刀。
今作では狂気的な村正刃文で月面の光と影を表現し、
同じく日本神話の神様から御名前を拝借して
号を『月読 (ツクヨミ)』としました。
豪奢な黒の金襴包の拵えに、月の妖しい輝きを秘めた
美しい短刀です。

『天照』もそうでしたが、ちょっと大ぶりな短刀なので
SD10以上の大きいドールさんにオススメです。
剣士装束でも小脇差に使うときっと豪華✨
どうぞ上の画像をクリックして詳細をご覧ください。(^ω^)/


「ヒヒイロカネ」については『天照』の記事をご参照いただくとして、
実際の日本刀と同じ手法の焼き入れを
犬吉さんがいったいどうやって施しているのか
気になる向きも多いかと思いますので
今回はそこのところをご説明いたしますね。↓
本格的な焼入れ・・・といってもホームメイドですので、
犬吉さんはバーナーでやります。(`・ω・´)ғ🔥ゴー

本物の日本刀と同じく、粘土で焼刃土を作って刀身の刃部に塗り、
熱伝導を遅らせるため茎(なかご)を新聞紙で厚くくるんで
やっとこ代わりの古ペンチで掴んだ真鍮刀身を
バーナーで真っ赤に輝くまで熱するのです。

キケン?
ええ、あぶないです。よいこはまねしないで下さいね!(;`・ω・´)*

その熱で新聞紙がバッと燃え上がり、燃え尽きる間に
真っ赤な刀身をバケツの水にじゅううううって漬けるのは
結構カイカンだそうです(^ω^;)。

犬吉スタンダードのアルミ刀身は、
アルミの特性上、焼入れができませんので磨き方で刃文を表現しますが、
真鍮は焼入れによって金色の色味が増してより綺麗になりますし
何より刃文の際に現れる、「沸(にえ)」とか「匂(におい)」と呼ばれる
繊細なボカシ模様が一瞬でできるのが
妙に楽しいみたいです。





マクロレンズで捉えた切っ先の刃文。
こんなふうに地金と刃文の境が際立っているのを
匂い口締まる、と言うそうな。


ところでバケツにじゅうううう!っていうのは割と普段からやってるそうで
刀身の切削中など、アルミは摩擦熱が伝道しやすく
分厚い革手袋をはめていても持てなくなるほど熱くなるので、
そのたびに水に漬けて冷やす、を繰り返すのだとか。
なので作業椅子の傍には、いつもでっかいバケツ常備。

焼き入れも火を使うので大変ですが、
切削の音や切粉の始末などが気になるハードな作業を
屋外でのびのびできるのは
里山暮らしならではの恩恵です。(^ω^)



今作の『月読』は、去年『天照』を手がけていたとき既に
デザインコンセプトが出来上がっていたのですが
自称人形刀匠・乾犬吉がトンデモ気分屋なものですから、
間に鉱石刀身の『火速日』を挟んだり、
なんだかんだで実現までに1年も空いてしまいました。
今回も「次は○○かな〜♪」なんて日本神話の神様の名前を出して
なにやら構想を語りつつの作刀でしたが
きっとまた次までは、
随分お待たせすることになるに違いありません。。。(ノω`;)


Tsukuyomi-15.png

今回の背景は、空木(卯の花)。
源氏物語にもたびたび登場する、日本原産の夏の花ですね。
野山の植物の花付きには隆盛な年とそうでない年がありますが
今年は卯の花が当たり年なのでしょうか、
庭木だけでなく、自生種の花がそこここで目につくのは
当地へ来て初めてです。

散歩道の傍にたくさん見られた可愛い花枝を、また少し頂いて来ました。
散り敷くと淡雪のように見える小さな花も、
ドールスケールの御刀の側にあると、けっこう華やかですね〜(^ω^)。

関連記事
スポンサーサイト

〔テーマ:スーパードルフィージャンル:趣味・実用

 
http://trico07.blog105.fc2.com/tb.php/498-f084b5d8