categorySD用 西洋小物

●SD用 ヴァンパイアハンタートランク

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すっかり春めいてまいりました。
あったかくなって来ると洋食のおくちになってしまう
自称人形刀匠の犬吉さん、今回は日本刀はお休みで、
またちょっと珍しいものを製作いたしました。




19世紀ヨーロッパにおいて、貴族階級を中心に流行したという
ヴァンパイアハンターキット。
その対吸血鬼用の武器や薬剤、聖品などが詰まった専用のトランクを
ドールサイズでお作りしました。
実際に販売されていたアンティークのキットでも
これだけ充実した内容のものはなかなか無さそうな
豪華38点セットです。
聖書はラテン語の福音書をオリジナルデザインで編集した本格的な豆本。
ボトルのレジンアートや手紙の文面など、
細かい演出にもこだわり抜きました。
どうぞ上の画像をクリックして詳細をお確かめください!(^ω^)/


かなり前から、いいな〜作りたいな〜と話し合いつつも
銀の弾丸を撃つための拳銃や、聖書の豆本などは
なかなか敷居が高かったのですが、
つい先日、とても出来の良いビンテージのミニチュア銃を入手でき、
これがSDさんに奇跡のジャストサイズでしたので
一気にヴァンパイアハンタートランク製作の流れとなりました。



撃鉄やトリガーが可動するダイキャスト製のフリントロック拳銃は
犬吉さんが各部のディティールアップを施し、
付属品にあるべき火薬筒や弾丸鋳造機も作り足して
上のように弾込めのシーケンスが楽しめる
リアリスティックなアイテムに変身しました。
銀色の弾丸は、詰まり防止とか銃刀法的な都合で、
銃口にはギリギリ入らないサイズのものをお付けしています。


残る難関は豆本。
せっかくですから、中身まっちろのメモ帳じゃなく
ちゃんとした内容の聖書をお付けしたいところ。
しかし聖書も随分と大長編な御本ですから
厚みの関係で内容が絞られる豆本に仕立てる場合
どこを取れば良いのやら。

色々調べて、対吸血鬼としての内容にいちばん相応しいのではと思われる
新約聖書の福音書、その筆頭記者とされている聖マタイの
第一福音書を抜き出して一冊にまとめることにして、
翻訳底本にも様々な種類のある聖書のうち、
カトリック教会では5世紀から20世紀半ばまで原典とされて来た
ラテン語のヴルガータからテキストを頂きました。

そのテキストと、パブリックドメインである古典宗教画を図版として
フリーフォントで本文96ページに編集したのですが、
馴染みのない言語にどんだけ難儀するかと思いきや、
ラテン語って英語より単語のスペルが短くて特徴的なのですね。
目が滑らないので、思いのほか編集しやすかったです。

そんなこんなで、日数はかかりましたが
吸血鬼退治の旅に欠かせない
本革ソフトカバー装丁のハンディバイブルが出来上がりました。



実は豆本自体はかなり以前に作ったことがあったのですが、
すっかり忘れていたので当時の製作記が頼りになりました。
工程をまとめておいて良かったです(^ω^;)


アイテム数が半端ないだけに色々書き出すと語り尽くせないので
オークションページに説明のあるものにつきましては
ずばっと割愛させていただくとして、
あと裏話があるとすれば、付属の手紙の文面でしょうか。
書かれている内容にご興味のある方もいらっしゃるかも?なので
忘備録を兼ねてご紹介しますね。



大きな方の手紙には、英語で以下のように書かれています。

 騎士ビクトール・ベルンシュタインへ

 神はまた我々に一つの困難な使命を与えられた。
 君は南フランスのリュベロンに潜伏している例の吸血鬼達を探し出し、
 すみやかに殲滅しなければならない。
 依頼の関連写真を同封する。
 必要な武器と資材は別便にて出荷したので、
 経由地のアビニョンで受け取ってくれ。
 彼の地では、私に代わって教皇庁のシモーヌ・テシエが
 君をサポートするだろう。
 健闘を祈る!

 アマハラ公爵
 マティアス・グレゴワール・デ・ルーゼンベール
 追伸: このミッションが終わったら、バルセロナの尼僧院にいる
    私の娘を訪ねてくれたまえ。


そして小さな方はスペイン語の手紙です。

 親愛なるビクトール・ベルンシュタイン

 お元気ですか?
 あなたが例の悪魔を追って南フランスへ向かったと聞き及び、
 アビニョンを通じてこの手紙をお届けします。

 あなたの崇高なる使命に神のご加護があらんことを
 日々の祈りとしています。
 しかし、いまだ己の信仰に自信を持てない私の心は
 休まる時がありません。
 もしも民の安寧とあなたの命が神の天秤にかかる時は
 どうか迷わずあなたの命を省みてください。

 平和とよき事があなたと共にありますように
 姉妹ミュリエルより
 永遠の愛をこめて

 
いつの時代のどこの国の物語やらわかりませんが
このトランクを使っていた人?に関係があるのかも知れません(笑)。




今回の背景は、昨年初夏にSD用タクティカルナイフをご紹介した時の
雑貨屋さん風撮影セットです。
まさにこういうお品をご紹介するには打ってつけの背景。(^ω^)
思えば犬吉さんはこの頃からすでに、
ドール用ヴァンパイアハンタートランクの構想を
温めていたように思います。
前回からは棚の小道具を博物館寄りの雰囲気にしただけですが
プロヴァンスの下町に教皇庁の密使が潜伏していそうなカホリを
感じていただけたら嬉しいです。(*´艸`*)
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