categorySD用 日本刀(打刀・脇差・太刀)

●SD用日本刀 太刀「鶯丸 写」軍刀拵

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お寒うございます!
今年はあったかいお正月でしたのに、きっちり冬将軍がやって参りましたね。
ちょっと間が開きましたが
寒風吹きすさぶ田舎家の軒下工房で生まれました
本年初のドール用 太刀をお披露目させていただきます。




今作は、三条小鍛冶宗近や、童子切の作者・大原安綱と並んで
平安時代の刀匠御三家といわれる備前友成の「鶯丸」の写。
古備前刀の代表格とも言える美しい体配と、踊るような刃文、
ゆかしい地沸の深さまで、克明に表現するべくあい努めました。

拵は、またまた乾 犬吉のお初芸となります軍刀拵
陸軍刀の最大特徴である「駐爪(ちゅうそう)機構」を完全再現し、
本皮製の軍用風刀帯もお付けしております。
ぜひ上の画像をクリックして詳細を御覧ください!(^ω^)/


さて軍刀拵にも様々ありますが、
こちらは日本帝国陸軍の九四式恩寵軍刀を参考に製作しました。
駐爪(ちゅうそう)機構と申しますのは、
御刀が簡単に脱着できないようにするストッパーで
縁(ふち:柄の鍔に接する端にあるスリーブ)の差裏にある
小さなボタンを押さないと、抜刀することが出来ない、という機構。



陸軍兵士は生身で戦場を駆け回る白兵戦の機会が多く、
御刀が抜けやすい状態だと、紛失や大怪我をする可能性が高いため
駐爪が付けられるようになったということです。

ちなみに海軍の軍刀には基本的に駐爪は無いそうです。
さらにちなみに、海軍刀の最大特徴は刀身がステンレスであること!
ですそうで(^ω^;)・・・ほんに色々なのですね。

とにかくこの駐爪、犬吉さんにとって今回最難関の作業で
各部品のかみ合わせの調整だけで3日かかったという超難物でしたが
その甲斐あって、実際に機能するだけでなく、
部品が分解できるレベルでの再現が叶いました。

桜の花形に削った径2.5mmのボタンを押しつつ鞘を引くと
カチッと良い音がして刀身が抜ける小気味よさ、
ネットではなかなかお伝えすることができません。
ぜひ実際にお手にとって、抜刀・納刀をお楽しみ下さいね。



鞘は今作のために調合したダークオリーブの漆で石地塗りを施しました。
乾漆にわずかに金色の粒も混ぜて、
所々ちかっと光る上品な色味と質感に仕上がっています。

軍刀って刀装具類も漆塗りなのは、
戦場でなるべくメンテナンスフリーとするための知恵でしょうか。
しかしそのために装飾性がいや増して
はからずも華やかさが高まっているようです(^ω^)。



ところで古来の太刀では手貫緒(てぬきお)と呼ばれ
兜金の猿手に付けるこのストラップ、↑
軍刀では「刀緒(とうしょ)」と呼ぶのですね。
兵隊さんの階級によって色が違い、尉官は紺x茶、佐官は赤x茶、
赤に金房は将官の刀緒なのだそうですよ。

今回は、洋装で太刀拵の軍刀を佩いていただくために
専用の刀帯もお作りしましたが、
この鶯丸写だけでなく色んな御刀を、また衣装が軍服でなくても
工夫次第で様々なスタイルで帯刀していただけると思います。




はじめての軍刀拵のお披露目のため、トリコも頑張って
新しい洋風の撮影衣装を一式誂えました。

かなり以前作った簡易式GS風ブラウスの型紙流用なのですが
あんなタイガースの前掛けさんではなく、ちゃんと後ろ姿の撮影にも耐える
オフィサーズコートです。
合皮製で、急作りのため端始末などはボンド大活躍でした(^ω^;)。
ダースモールのローブから想を得た振袖風の付け袖と、
お引きのスカートのせいで妙な和洋折衷服になりましたが
袖とスカートは脱着式ですので、まったく洋風の軍服にもなります。

共布の帽子は、ちょっと古風なトライコーンハット。
こちらも和の風味を添える菊結びの飾りは脱着式です。
ナポレオンっぽい衣装なのでバイコーンにしたかったのですが
真円のブリムでは、あのシルエットになりませんでした。
また機会があれば、バイコーンハットの型紙も起こしたいです。



背景は早咲きの白梅。
まだちょっと早いかな〜どうかな〜と心配しながら
撮影当日の朝、産直市に行ってみましたら
いい感じの梅の花枝が入荷してましたので
願い通り背景に使うことができました。



梅って花持ちというか、水揚げが良いのですよね。
たしか去年はピンクの梅を手に入れて、ほぼ1ヶ月
都合2回にわたって背景に使えた記憶が。
まだ撮影部屋に大きな枝のまま生けてますが、
ぽつぽつ咲きだった花の蕾が続々と開いていて
廊下にいても良い香りが漂っています。(*´ω`*)
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