categorySD用 日本刀(打刀・脇差・太刀)

●SD用日本刀「上総介兼重 写」藤堂平助佩刀

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今年の七夕も曇天でお星様が見えなかった備中国からこんばんは。
漆塗りの進捗がまったく読めなくなる
犬吉さん泣かせの梅雨真っ只中ではありますが
今月も頑張って御刀をお披露目させていただきます。




今作は、新撰組隊員の佩刀でも初のSD用写となります
八番隊長・藤堂平助の「上総介兼重」!

藤堂平助が実際に使っていた「上総介兼重」は
1864年7月8日の池田屋事件で失われ、現存していませんので
同じ上総介兼重作の現存する一振りから
その特徴的な刀身の姿をドールサイズに写しました。

拵はシックな黒基調の半太刀拵。
実は伊勢津藩主御落胤とも言われている
藤堂平助の差料に似合しい、格調高い一品です。
どうぞ上の画像をクリックして詳細をご覧ください!(^ω^)/


上総介兼重は長い間、師匠(または親)である
和泉守兼重(←兼定じゃないですよ^^)と同一人物と思われ、
虎徹の師匠と目されていた江戸前期の名匠です。
現在では同一人物論争は終結しているとの事ですので
結局のところ、虎徹とは兄弟弟子になるのですね。

どちらが兄弟子だったのか気になるところですが、
上総介兼重は長いあいだ師匠の陰に隠れていて研究が進んでないのか
生没年など明らかな記録がない様で、判然としません。
しかし和泉守兼重の子、とも言われていますし
虎徹は元鎧職人で和泉守兼重には晩年に師事したらしいですから
兼重が兄弟子かな〜という気はしますよね(^ω^)。

ちなみに、師匠作の「和泉守兼重」を愛用した有名人のトップは
宮本武蔵だそうです。


さて今回の黒呂色漆塗りの拵は
艶やかな作となりがちな半太刀拵ではありますが
刀装具の真鍮を黒染めして、唐草を毛彫した上から
さらに薄い黒染めを施すという一手間をかけて
たいへんシックに整えています。



無垢の真鍮を削り出した繊細な浮き彫りの太刀鍔も
思い切りマットブラックに染め上げた事が
全体を引き締めてくれました。

深緑というよりも高麗納戸(御納戸色より濃い緑)の柄巻は
伊勢津藩主または伊勢久居藩家老の御落胤説が色濃い
藤堂平助藤原宜虎に相応しかれと選びました。
御刀に御納戸色の紐を使うのは、家老以上の位の侍だったそうですが
爽やかシックなダークブルーグリーンは
様々な創作の世界で溌剌と活躍する
藤堂平助のイメージにとてもよく似合う気がします。



今回の背景は、散歩道を賑々しく塞いでいた笹竹。
伐採ついでに撮影に利用しましたが
とても葉が細かくて涼やかな色の、姿の良い笹です。

出品した日が七夕で、
これはナイスタイミング〜♪と思ってましたら
続く7月8日はまた、奇しくも1864年の池田屋事件の日。
藤堂平助の「上総介兼重」が再生不能なほど壊れ
失われてしまった日なのです。



池田屋事件の日には、沖田総司の「加州清光」も帽子が折れてしまったり
他にも隊士たちの主だった御刀がたくさん傷ついた日ですよね。
先日7/6からツイッターで乾 犬吉の過去作品をつらつらご紹介する
【Le Cirque du Papillonアーカイブズ】を流してますが
7/8は「加州清光 写」をご紹介しました。

ツイッターではこれからも時々過去作の画像をご紹介して参りますので
ご覧になっていただけますと幸いです。
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