categorySD用 日本刀(御守刀・短刀)

●SD用日本刀「天照」ヒヒイロカネ短刀

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瀬戸内地方の当地では5月中から早々と梅雨の様相で
毎日うっとおしい雨続きでしたが
6月に入った途端、初夏の爽やかさが戻って来ました。
久しぶりのお日様の光をありがたく感じつつ
ちょっとまた変わり種なお品物のご紹介です。




今作は、太古の昔に失われた幻の金属・
日緋色金(ヒヒイロカネ)の刀剣をイメージして
ドール用の短刀をお作りしました。

今回初めて、刀身には真鍮を使い
実際の日本刀と同じ「焼入れ」によって刃文を表現しています。
豪奢な覆輪付き金襴包の拵えに、太陽の輝きを秘めた
とっても美しい短刀ですよ。
どうぞ上の画像をクリックして詳細をご覧ください!(^ω^)/


ご存知の通り、ヒヒイロカネは
日本神代のロストテクノロジーにより精錬されていたという
実在も怪しいスーパーレアメタルですので、
現代技術で精錬できる合金では
クロム鋼と並んで最も近いんじゃないかと言われている
『真鍮』を刀身に使用しています。
ええ、いつも縁・縁頭や太刀鐔など御刀の金具に普通に多用している
あの真鍮でございますけど、
これが刀身になりますと、アルミ鋼とはまた違った味わいで
ま〜〜〜キレイです**(・∀・)



今回、刃文を表現するために試みた「焼き入れ」は、
焼き刃土と火と水を使った、本物の日本刀と同じやり方です。
真鍮の色の濃い方に焼きが入っています。
真鍮は焼き入れしても硬度は変わりませんが、
色味が増すのだそうです。(^ω^)

ヒヒイロカネは、現代の研究では
古代ギリシャ・ローマの文献に登場する
アトランティス伝説のオリハルコンと
ほぼ同一視されていて、
おそらく銅合金であり、硬く、錆びず、装飾としても美しいという
その正体は、真鍮だったのではという説が最も有力です。

"Orichalcum" という単語、トランスレーターによっては
「黄色い金属」と翻訳されるのですよね。
現代ギリシャ語のオリハルコス(oreichalkos)や
イタリア語のオリカルコ(oricalco)は
「真鍮」を意味するのだそうです。
現代の真鍮自体、中世錬金術の賜物なわけですが
鉄器時代以前の古代文明に
銅より硬く、美しく、加工しやすく、劣化もしにくい真鍮が存在したなら、
そりゃもうたいへん重宝された事でしょうね〜(´ω`*)

ところでアルミと並んで錆の出ない非鉄金属である真鍮ですが、
アルミより曇りは出やすいかと思いますので、
遊んだ後は鞘に収める前に
柔らかい布などで刀身を拭いてあげてくださいね。




さて今回は珍しい真鍮製刀身に
掛台や木製刀身も付いた豪華短刀セットですが
御刀袋にもちょっと趣向を凝らしてみました。

袋の紐が、上から瓢箪結び・華鬘結び(固定)・几帳結び・
玉結びの房になってまして、
一番上の瓢箪結びを緩めて御刀を出し入れし、
締めて袋の口を縛ります。



袋はちょっとタイトですので
下緒は上の画像のように鐺(こじり)近くで一回結び
紐端を裏へ回した状態で入れるとスマートに収まるかと
思います。

Amateras-20.png

いちばん大きな華鬘結びは
解けないように一部を袋に縫い止めてありますが
あとはフリーですので、袋ごと帯に挿して飾り結びを表に垂らすと
華やかで素敵ですよ♪




今回の撮影に使った花材は
この季節、白から黄色に変化する花を咲かせるスイカズラ。
金銀花とも呼ばれ漢方薬にもなるそうです。
古代チックな草姿が『天照』に似合うかも・・・と
庭の外縁にはびこる蔓を切って来ました。
偶然ですが、この画像のスイカズラは日本原産種なのですね。

近年、外来帰化植物によって日本自生種の生態系が
脅かされているというお話をよく目にしますが
この日本原産のスイカズラは逆に
園芸品種として欧米に持ち込まれて野生化し、
旺盛な繁殖力でもって
あちらの生態系を脅かしているのだとか。(^ω^;)
地球に垣根がなくなった時代の、これも自然の理なのでしょうか。

オリハルコンとヒヒイロカネにも通じる人の思考の普遍性と
なにやら符号を感じてしまったりして。。。(´ω` )
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