categorySD用 日本刀(打刀・脇差・太刀)

●SD用日本刀 大脇差「にっかり青江 写」

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遅くなりましたが、本年初のドール用日本刀、
いきなり大物を出させていただきました。





今作は、闇夜に笑う女の幽霊を成敗したと思ったら
石灯籠を切っていた、という薄ら怖い逸話で有名な
重要文化財の大脇差「にっかり青江」
現存する「金梨子地四つ目結紋散糸巻太刀拵」とともに
SDサイズで完全再現しました。

鎌倉時代中期に大太刀として作られたものの
二度の磨り上げで脇差になってしまった…と言われますが、
実際の「にっかり青江」は刃長だけで60.3cmと
打刀の大刀に迫る長さがあり、
元が大太刀だけに重厚で身幅も広く、
それをSD17少年基準でスケールダウンした今作は
10歳設定のSD少女さんにはかなり大迫力の刀身となっています。
そして昨年春に製作した
「三日月宗近 写」以来の金蒔絵入り糸巻太刀拵は
実物どおり絢爛豪華ですよ。
ぜひ上の画像をクリックして詳細をご覧になってください!(^ω^)/


「にっかり青江」の写は、
自称人形刀匠・乾 犬吉がSD用の大刀を手がけはじめた頃から
もっとも作りたかった御刀の筆頭でした。
実は犬吉さん、「にっかり青江」には
多少のご縁がありまして。
昨年秋に本物の「にっかり青江」が展示された
長船刀剣博物館の「真剣少女の日本刀展」をレポートした時も
お話しした事ですが、
犬吉さんの実家は幕末まで丸亀城に仕官していたお武家筋で
丸亀城とその至宝「にっかり青江」には
昔から並ならぬ興味があった様でした。

しかし、一風変わった刀身はもとより
現存する京極家誂えの「金梨子地四つ目結紋散糸巻太刀拵」が
どうしてもハードル高すぎて
なかなか手も足も出ないでいました。
あの、優美で繊細な刃文や煌びやかな拵が
確かな技術で再現できるまでは
今日までの精進が必要だったわけです。



鞘の蒔絵の表現に使った
紋の元絵から描き起こしの箔押し作業や
本来は捻巻きの柄巻・渡巻を諸捻巻きにしてある理由などは
「三日月宗近 写」の時と同じですので
割愛するとして。

トリコの方も、「いつか青江に」と思っていた
とっておきの金彩友禅を
今回、やっと大刀袋に誂えることができました。
さほど薄物というわけではありませんが
大刀拵はガチャくてひっかかりも多かろうと思い
滑らかな絹の裏地をつけています。



モデルSDさんには鎌倉〜室町風の衣装を着せたいところですが、
今回はあえて平安装束の狩衣で。
と思ったら、
狩衣って江戸時代でも武家の礼服のひとつだったそうですね。
礼装にはあるまじきことですが
烏帽子とっぱらい・胸元もお寛ぎな着こなしで
撮影してみました(^ω^)。

例年なら山茶花の盛りのはずが、
この冬の異常な暖かさで早々に散ってしまってましたから
唯一庭に彩りをとどめていたカナメモチを
また花材に採用です。
ほんと、初夏の様なうららかな日もあって驚きますね、
今期の冬。
こんだけあったかいですと、かえって3月くらいに
ドカ雪が降りそうな予感が。。。(^ω^;)

とはいえたまにゴッと冷える日も巡りますから
どなたさまも例年に増して、どうかご自愛ください。

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