categorySD用 日本刀(打刀・脇差・太刀)

●SD用日本刀「大倶利伽羅廣光 写」「燭台切光忠 写」〜伊達家二刀揃〜

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まったくのオリジナルから名刀写まで、
ここ数年で様々なドール用日本刀をお目にかけております
自称人形刀匠・乾 犬吉ですが、
このブログをいつもお読みくださっている方ならご存知の通り
大変に気まぐれかつ飽きっぽい性格で、
ごく一部のお気に入りを除いては、再販など基本考えない男。
しかし今回、
本人も二度とは作らないだろう思っていたはずの二刀を
あらためてセットにて製作させていただきました。




今作は、昨年12月と今年2月に製作しておりました
大倶利伽羅廣光 写」と、「燭台切光忠 写」の二刀!
ただし、前者は
今年になって新たに見つかった写真資料と古い文献の諸元をもとに、
より本物に近く、往時の拵まで最大限忠実に復刻した
いわば完全版「大倶利伽羅廣光 写」。
そして後者は
関東大震災で焼損したため刀剣登録から外され
今年5月まで人知れず徳川ミシュージアムに眠っていた
焼け身の姿の「燭台切光忠 写」です。

「燭台切光忠 写」には拵が付きませんが、そのかわり
コンパクトでお洒落な木製展示ケースを誂えました。
どうぞ上の画像をクリックして詳細をご覧ください!(^ω^)/


「燭台切光忠」が現存していた!というニュースが
刀剣ファンのSNSを賑わせた今年の5月、
漆黒の刀身に溶解した金無垢の鎺(はばき)が焼きついた
燭台切光忠の凄絶な美しさに
犬吉さんたいそう感動しまして、
いつかあの姿の光忠を作りたい!と、ことあるごとに
申しておりました。

しかし拵もつけられず、刀剣として使用できない御刀は
それだけで人形刀剣と銘打って世に出すにはちょいと無理があります。
「ピンが無理目なら、写真出てきた大倶利伽羅と一緒に出してみたら?」
とトリコ何度も勧めてたんですが、
「やだー!倶利伽羅龍の刀身彫りなんか
二度とやだー!ノ(´Å`=; ´ Å`)ヽ」

なんてずっと泣いて嫌がってましたので
まさかここに来て、犬吉さんがその気になるなんて。
かくも人をまどわせる妖しい魅力が、焼身の光忠にあったという事でしょうか。

しかしいざ作ろうとしますと、
今年になって一気に爆発した刀剣ブームのおかげで
去年はわずかな諸元を見出すにも散々苦労したのに、
刀身の詳細写真だけでなく、往時の拵の細部まで
もれなく記載された伊達家「剣槍秘録」や
「日本名寳物語」掲載の昭和初期以前とおぼしき写真など
「大倶利伽羅」に関する情報がふんだんに見つかったものですから、
「これ全部再現しなきゃじゃ〜んノ(TÅT)ヽ」って
また泣きが入ったり。

かと思えば、光忠の金鎺の溶解跡。
これ、表から見た模様だけしか公開されてないのですね。
激しい焼き鈍し(焼入れの反対の化学変化で鉄が柔らかくなる)に遭った刀身ですから、
あんまり頻繁にひっくり返して万一の事があったら…という懸念から
裏の公開はされてないのではと思われます。
犬吉さん仕方なく、表の溶融した金の分量と流れから推測して
裏はざっとこんな感じに処理しました。

Kurimitsu-18.png

※模様を入れなおすには刀身からの作り直しとなりますため、
もし裏側も公開されることがありましても、
お直しは出来かねますことをご了承ください。




そんなこんなで前回のオークションから
ちょっとご無沙汰になりましたが、
苦心の末、
実物刀身の姿と「剣槍秘録」の諸元を可能な限り忠実に再現した
パーフェクト大倶利伽羅写と、
専用の展示ケースに眠る現在の姿の燭台切光忠写、
ご笑覧いただけましたらこれ幸い(^ω^)。




今回の背景は、
奇しくも去年の「大倶利伽羅廣光 写」でも使った南天と、
今年はなぜか開花の早い山茶花(さざんか)。
先日、暖かい当地ではとんと見かけなかった雪虫が
フワフワ飛んでいるのを見ました。
今年は西日本でも豪雪かと囁かれるくらい、厳寒の冬が到来しそうです。
皆々様、なにとぞご自愛ください。
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