categorySD用 日本刀(打刀・脇差・太刀)

●SD用日本刀 太刀「鶴丸国永 写」

trackback0  comment--
梅雨明けた途端、駆け足で真夏がやって来ましたね(´ω`;)
去年はすぐ涼しくなりましたけど
今年はエルニーニョも発生してて、そうも行かなさそう・・・
と、早くもドンヨリかもしれない貴兄に
驚きのニュースを。
乾犬吉作・ドール用「鶴丸国永 写」、唐突に出品です!




今作は、平安時代の刀匠、五条国永の代表作の写。
刀身はもちろん現存する御物「名物・鶴丸」から
三条の流れをくむ端麗なシルエットと
さわやかな直刃文を忠実に再現しました。
伊達家によって江戸時代に作られた糸巻拵も現存しますが、
より鶴丸の刀身の魅力を強調すべく、乾 犬吉のセンスで
小狐丸でも採用しました兵庫鎖太刀拵えに
鞘と柄を金襴包みにした一層美しい拵に仕立てています。

今回は古式通りに再現した兵庫鎖を用い、
無垢の真鍮鍔にほどこしたレリーフや
縁・縁頭・責金・鐺(こじり)、足金具などの刀装具には
武家から神社へ奉納するときに
拵に入れる習わしがあると言われている
鶴丸文をお入れしました。
どうぞ上の画像をクリックして詳細をお確かめください(^ω^)/


さて、北条家〜織田家〜伊達家〜天皇家と
華々しい遍歴を重ねる中で
墓から掘り出されたり神社から持ち出されたりという
「鶴丸」の驚きの経歴はすでに周知の事と思いますので
割愛させていただくとして。

今回の拵。
古式通りの兵庫鎖、と言いましても
ピンと来る方は少ないのではと思います。
トリコも鎖なんてどれも基本一緒じゃん?と思ってました。
が、兵庫鎖ってかなり異質なんですね。。。(・ω・;)↓
150728-兵庫鎖1

鎖って大抵、手芸店やホームセンターで
切り売りのを買ってますが、
本格的な兵庫鎖や、それに雰囲気の似た鎖の切り売りが
市井でもネットでも全然見つからないので
今回この兵庫鎖を真鍮線で自作しちゃいました(≧ω≦)。

あの並ぶとメリヤス編みの表地のように見える
兵庫(兵具)鎖というのは、
丸や小判型の輪を単純に並べて繋げたのではなく、
細長い輪を二つ折りにしたものを、
リリアン編みの様に
引っ掛けて繋げていくものなんですね!

150727-兵庫鎖2

元の長い輪を均一に作ったり、
折り曲げた形を整えるのにコツが要り
指先が痺れる様な緻密な作業でしたが
なんとか太刀一振り分の鎖を編むことができました。
いやもう、4コに1コは鎖がピンッて
どっか飛んで行っちゃいますしね、
妙にこじると知恵の輪になっちゃったりして
往生しましたです(´xωx`)。

出来上がると、ガッと思い切り引っ張っても
切れるどころか全然頑丈なものですし、
厚みがあって全体にくたくたにならず、
帯や紐というより
スネークチェーンの様な
弾力があって可動域の広い棒?みたいな感じで
兵具としては理想的な連結部品だな〜!と
驚かされました。

こんな優れた性質の鎖が、今なんでスタンダードじゃないの〜?
と思ってしまいますが、
やはりマニファクチュアしかなかった古代の産物ですから
オートメーションの工業生産にはあまり向いてない
構造なのかもしれません。
ちなみに西洋では
フォックステールチェーンと呼ばれるもので
最も古くからある鎖の一種だそうです。




今回、鶴のイメージでテーマカラーは白!と決めたものの
白い漆の拵は日本刀的にはアリエナイとの事で
最初、総鮫皮の鞘も考えていましたが、
あれも生成り色といいますか、真っ白ではないので
ここは金蘭包鞘太刀拵を採用することにしました。

しかし厳物造の刀装具は、出来上がった鞘の上から
溶接で取り付けないといけませんので
真っ白の金襴を汚したり焼け溶かしたりする事なく
真鍮部品を溶接するのは
ちょっと大変だったみたいです(^ω^;)。

そんなこんなで金蘭と太刀袋用の正絹布を
大捜索したわけですが、
白系で男性的でお洒落な和布って、とことん希少でした。
で、太刀袋用に見つけた、黒通し小菱詰と呼ばれる布。
男物の婚礼衣装に使われるものだそうで
ホント上質なのです。

羽織

その正絹古布の余りで
撮影用の袖なし羽織を誂えました。

侍烏帽子

そして以前から作りたいと書いてました
侍烏帽子も新調しましたよ。

あのカクカクした帽子、一体どんな構造なのやら
ネットに詳しい情報がなくて難儀したのですが、
なんのことはない、フツーの立烏帽子がございますよね。
(「三日月宗近 写」のときに作りました)
あれと同じ物をナナメに2回折りたたんで
紐をテキトーにつけただけで出来上がっちゃって
拍子抜け。

正しくは「古代折り」という一番簡単なたたみ方で、
他にたくさん複雑なたたみ方の折烏帽子があるのですが
今回作ったのが一番スマートで好みでした。
漆で固めなくてもなんとか形になりますし。

漆でガチガチに固めた侍烏帽子は、
こんなの硬くて被っとれんわ! ( `Д´ ) ノ☆ペーン!
って嫌われて、室町時代には衰退したのだそうです(笑)。
だからでしょうか、
戦国時代が舞台の「のぼうの城」の主人公が陣で被っていたのが
ペロンと横に折れた、やわらかい布の烏帽子だったのは。
あちらは「萎え烏帽子」の一種だそうです。
あのお帽子もカジュアルだけど武士臭くてスキ(´ω`*)。


今回、唐突なゲリラ出品になりましたのも
驚かせたかったわけじゃなく
トリコの本業が詰まってたところへ酷い暑気あたりで
毎日ヘロヘロでしたので
ツイッターでの告知が細かく打てなかったのです。_:(´ཀ`」 ∠):_
今年こそはエアコン取り付けないとやばいかも。。。
みなさまもどうかどうかご自愛ください。
関連記事
スポンサーサイト

〔テーマ:スーパードルフィージャンル:趣味・実用

 
http://trico07.blog105.fc2.com/tb.php/441-e3f3c326