categorySD用 日本刀(打刀・脇差・太刀)

●SD用日本刀「黒羽」肥前忠広写

trackback0  comment--
この15日は坂本龍馬の誕生日にして命日でございましたね〜。
11月は龍馬月、ということで
つい先月「陸奥守吉行写」を出品したばかりですが
今月もまた龍馬絡みの御刀を製作しました。




今作は、龍馬から幼なじみの土佐藩士・岡田以蔵に渡り
後に「人斬り以蔵」の獲物となったのではないかと言われている
「肥前忠広」の写しです。
と言いましても、以蔵の愛刀は現物も拵えの記録も残っていませんので
写したのは現存する「肥前忠広」の刀身だけ。
「人斬り以蔵」のダークなイメージを盛り込んだ黒基調の渋い拵えですが
要所に黒水牛や真鍮金具をあしらった、全長40cm超の
ナニゲに豪壮な御刀となりました。
どうぞ上の画像をクリックして詳細をご覧下さいませ。(^ω^)/


肥前忠広(肥前忠吉/初代) は、
戦国時代に軍功のあった武家の跡取りだったのですが
島原は沖田畷の合戦で祖父と父が討ち死にした時
幼な過ぎて元服出来なかったため
知行(所領支配権)を断絶して刀工に転身したのだそうです(´;ω;`)。
江戸初期に武家から転身した、
つまり時期的には新刀の刀匠になりますが、
その作品は名だたる古刀と比べても遜色無いほどの名手で
独自の作風を確立して
幕末まで一貫して続く「肥前刀」の開祖になったという・・・
運命って、わかんないもんですね。

山城国で当時最も名高い埋忠明寿に師事し、
青江(備中)や志津(美濃)などの古刀をよく写していたという
オールマイティな刀匠だけあって
今回の「黒羽」のモデルにさせていただいた現存の刀身は
山城伝、備中伝、美濃伝の美しさを総括した様な
バランスの良い姿をしています。

刀身の体配の妙もさることながら
刃紋の凄みも今回の見所。
鍔元から刻々と迫る様な丁字混じりの乱れ互の目が
なんとも妖しくて、
まさに「人斬り以蔵」のダークサイドイメージではないかと。

忠広は刃紋に関してもオールマイティで
互の目丁字だけでなく
湾(のたれ)や直刃もなんでもござれに焼いたそうですが
多くの技法を会得していたからこそ
誰が見ても美しい御刀を作ることが出来たのでしょうね。。。(*´ω`*)

その優美な刀身を、敢えて質朴な黒の拵えで。
でも細部は艶美に、
影蝶透鍔、舞い遊ぶ胡蝶を描いた縁・縁頭、蝶図の目貫と、
蝶づくしで整えました。

蝶はとても華やかなモチーフですが
日本では「死者の魂が蝶になる」と言われ
古くから死に結びつくイメージがあるそうです。
そのせいか、髑髏などと並んで
刀をはじめ、武具の装飾に昔からよく使われて来ましたそうな。
蝶は、純真な魂を利用され、若くして刑場の露となった
人斬り以蔵の運命を表すヴァニタスに相応しい気がします。

そう儚い、と言えば。
この秋、商品写真の背景に盛んに使って来ました庭の紅葉も
すっかり真っ赤になって、
枝を振ればハラハラと葉が落ちてしまう程になりました。
Kuroha-10.jpg
もうそろそろ見頃も終わりかけの様です。
冬が来ますねえ。。。(´ω`*)
関連記事
スポンサーサイト

〔テーマ:スーパードルフィージャンル:趣味・実用

 
http://trico07.blog105.fc2.com/tb.php/423-ae93c95d