categorySD用 日本刀(打刀・脇差・太刀)

●SD用日本刀(大刀)「風祀」国宝大包平写し

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人形刀匠 乾 犬吉 作・スーパードルフィー用日本刀、
久しぶりに大刀を出品しました。
今回は国宝「名物 大包平(おおかねひら」の写!




実物の「大包平」の特徴をできるだけ忠実に再現した結果、
全長39cmという、今までのSD用大刀の中でも最大サイズとなっただけでなく
いかにも古備前刀らしい腰反りで踏ん張りのある刀身には
今作で初めて、鉄地の特徴のひとつである「板目肌」を再現しています。
なのでアルミ鋼から研ぎ出したとは思えない
鉄の質感と重量感を醸すことができました。
今回は、国宝、しかも日本刀最高峰作品の写しということで
犬吉さん、気合いがパ無いですよ。(`・ω・´)*
ぜひ画像クリックして詳細をご覧下さいませ〜。

「大包平」がいかに凄いか、ということについては
我々現代っ子にも分かりやすい逸話が残っています。
第二次世界大戦の連合軍最高司令官マッカーサー。
西洋人ではありますが、彼も武人の例に漏れず
日本刀には多大な関心があった様で
大戦後、日本に進駐して来た時
明治期から既に国宝であったという「大包平」を欲しがったそうなのですが
「自由の女神と交換なら」と切り替えされ、諦めたのだとか。
戦勝国の将、望めば手に入らない物は無いはずでしょうに
アメリカ人の魂と同等と言われれば、日本人の魂としてそれを尊重する
マッカーサー司令の高潔さも伺える素敵なお話です。

お詳しい方はご存じでしょうが
「名物 大包平」は平安時代末期に備前国包平によって作られた古刀で
江戸時代から岡山藩主・池田家に伝えられ、現在は東京国立博物館に
所蔵されています。
滅多に公開されないお宝なのだそうですが、
最近また公開展示されて話題を呼びました。

トリコ、ネットでそのお写真だけ拝見したのですが
博物館などでの日本刀の展示って
刀身の反りを上に向ける飾り方が普通だと思ってましたら
「大包平」はもっと古い時代の御刀の様に、下向きに飾られてるのですね。

で、これくらい古い物になると、こうと決まった拵えというのは無くて
そもそも御刀の拵えというのは、コロコロ更新されていくものなので
有名な古い御刀であっても、「こういう拵えです」という
現物も記録も残っていないのが割りと普通です。
「大包平」も現存しているのは刀身のみなので
今作の打刀拵えも、犬吉さんのセンスで誂えられました。

黒地に銀の漆で白樺のような模様を描いた鞘に、爽やかな白い柄紐、
つむじ風をイメージした丸鍔と、風車を象った目抜きは黒染め。
モノクロームで整えた全体を、ロイヤルブルーの下緒で締めた
なかなか男前な拵えになってると思います(^ω^) 。

そして初の試みである「板目肌」の表現。
もうなんかアルミ細工越えちゃって、鉄地の匂いすら感じさせます。
1000年前の古刀である「大包平」は、
90cm近い長大な刀身で身幅もあり、軽量化のための溝切りもないのに
非常に軽い(これは古刀ならではの特徴で、現代では再現できない技術)
のだそうですが
はからずも古刀の「重量感を裏切る軽さ」の表現すら出来たのではないかと
トリコここはぐっと持ち上げたくなっちゃいます。

板目肌の加工は、従来の工程に加え、
また二手間も三手間もかかってたいへん、ということなので
おそらく今後も国宝・重文級写しのみの
スペシャルバージョンになりそうです。
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